本:村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」

村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」

静寂な幻想世界と波乱万丈の冒険劇、2つの物語が織り成す、パラレル・ドラマ。
村上春樹、80年代の記念碑的傑作長編。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

最近「1Q84」で何かと話題の村上春樹。
これが私の初めて読んだ村上春樹作品です。

世界の終り:高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語。
ハードボイルド・ワンダーランド:老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉の物語。

この二つの世界の物語が同時進行していきます。

Wikipedia に「平易な文章と難解な物語」とありますが、まさにそんな感じです。
とても読みやすく、でも先が読めない。

「やみくろ」に会ってみたいな〜。

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