1972年夏、キクとハシはコインロッカーで生まれた。
母親を探して九州の孤島から消えたハシを追い、東京へとやって来たキクは、鰐のガリバーと暮らすアネモネに出会う。
キクは小笠原の深海に眠るダチュラの力で街を破壊し、絶対の解放を希求する。
毒薬のようで清々(すがすが)しい衝撃の現代文学の傑作。

ものすごいパワーとスピード。
なのにとってもピュアで繊細。
この本を読んで、やはり男子と女子とでは母親という存在の感じ方が違うんだなぁと思いました。
うまく言えませんが。
村上龍作品の中ではこれが一番好きです。
ところで、映画化されるという話はどうなったんでしょうか??